白衣 (巡礼用品)
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白衣(びゃくえ)とは、霊場巡礼の際に着用する白い上着である。法被と同じように袖の着いたものが普通だが、ベストのような袖なしのものもある。
概要
元来は笈摺(おいづる)といって、昔は巡礼の際に観音像を背負って歩いたが着物が観音様が直に触れてはいけないとして、白い布を間に当てたのが起源となる。白は穢れなき心を表し、様々な悩み、迷い、汚れを落とすという意味も持つ。
その後近代になって、死に装束である経帷子の代わりに着用するという考えが生じた。これは、厳しい旅が続く巡礼中は死と隣り合わせであるから、どこで死んでもそのまま葬ることが出来るように死に装束を着る。または、死に装束で他界(聖なる世界)を行く者であることを象徴し、巡礼者は一度死んだものとして霊場を巡り新たな生を得て蘇る。といった発想に基づくものである。巡礼者が白い手甲と脚半を着けるのも死に装束に準じているものといえる。
判衣(はんい)は白衣ではあるが巡礼中に着用するものではなく、札所で朱印を受けるものである。自らや親しいものがなくなった際に朱印を受けた判衣を死に装束として着用させると極楽へ行けるといわれる。
背文字
無地の白衣もあるが、普通は背の中央に縦に文字が入る。観音霊場巡礼の場合には南無観世音菩薩。遍路の場合には弘法大師(空海)の宝号「南無大師遍照金剛」が一般的だが、宗派によって「南無阿弥陀仏」「南無妙法蓮華経」のものを着用する場合もある。
「白衣 (巡礼用品)」の例文・使い方・用例・文例
- 医師は白衣を着ています
- 私は街角で白衣を着た男と出くわした。
- 白衣を着ているあの男性がこの教会の司祭である。
- 私は必ず白衣と防護めがねをつける
- 彼は白衣を着ています。
- 彼は白衣を着て首に聴診器をかけています。
- 彼は白衣を着て聴診器を首に下げています。
- 白衣を着ている彼らはまるで医者のようだ。
- その白衣を脱ぐ。
- その白衣を着る。
- 白衣のクリーニング
- 看護婦は白衣を着ている。
- 看護婦さんは白衣を着ている。
- 医者は紺のスーツの上に白衣を着ていた。
- 白衣の修道女.
- 白衣の婦人.
- 硫酸が 1 滴こぼれて白衣に穴があいた.
- 死骸は白衣の覆いがしてある
- 白衣に包まれた看護師
- 白衣を身にまとった看護婦
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