白色遺伝子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/24 14:47 UTC 版)
全身が白一色の白猫は、通常は白色遺伝子を保有している。 その作用から「マスキング遺伝子」(遮蔽遺伝子)とも呼ばれるこの遺伝子は、猫の毛色の決定に関わる他のあらゆる遺伝子に対して優性である。したがって、これを1つでも受け継いだ猫は、たとえ他のどのような毛色の遺伝子を有していようと、全身が白一色の猫として誕生する。 この「白色遺伝子」は言い換えるならば「毛色を消してしまう遺伝子」あるいは「他の毛色の発現を抑制してしまう遺伝子」であり、それだけに、白猫とその子孫からは様々な毛色の猫が生まれる可能性がある。 すなわち、この遺伝子の作用によって抑制された毛色―いわば潜在する毛色が子孫に伝えられるからである。
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