ニワトリの羽装色に関わる遺伝子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 14:59 UTC 版)
「ニワトリ」の記事における「ニワトリの羽装色に関わる遺伝子」の解説
以下の各遺伝子の効果説明は一例であり、他の遺伝子との相互作用により、様々な色合いを示すことになる。 白色遺伝子 (I) [Pmel17] 33番染色体 常染色体性優性 ⇒ 黒色羽毛が白色へ変わる 白色遺伝子 (c) [TYR] 1番染色体 常染色体性劣性 ⇒ 全身の羽毛色が白色へ変わる 劣性白色遺伝子 (mo) [EDNRB2] 4番染色体 常染色体性劣性 ⇒ 黒色の差し毛 (黒点)は残るものの、全身の羽毛色が白色になる 褐色抑制遺伝子(S) [Slc45a2] Z染色体 伴性優性 ⇒ 褐色羽毛が白色へ変わる 黒色拡張遺伝子 (E) [MC1R] 11番染色体 常染色体性優性 ⇒ 全身の羽毛色が黒色へ変わる 小麦色遺伝子 (e^y, e^wh) [MC1R] 11番染色体 常染色体性優性 ⇒ 雌鶏の全身の羽毛色が薄くなる(雄鶏では褐色部が明るくなる) ラベンダー遺伝子 (LAV) [Melanophilin] 7番染色体 常染色体性優性 ⇒ 黒色羽毛が灰色(ラベンダー)へ変わる ブルー遺伝子 (Bl) [MITF] 7番染色体 常染色体性優性 ⇒ 黒色羽毛が灰色(ブルー)へ変わる 尖斑遺伝子 (mo) [EDNRB2] 4番染色体 常染色体性劣性 ⇒ 羽毛の先端部が白色へ変わる 横斑遺伝子 (Bar) [CDKN2A] Z染色体 伴性優性 ⇒ 羽毛に白色の横班が入る(白黒や白茶などの縞々) 褐色拡張遺伝子 (Co) [unkown] 常染色体性優性 ⇒ 全身の羽毛色が褐色になる(尾羽が黒色であるものでは、尾羽は黒色のまま) 褐色強調遺伝子 (Mh) [unkown] 常染色体性優性 ⇒ 褐色の羽毛が暗褐色へ変わる 黒色拡張遺伝子 (MI) [unkown] 常染色体性優性 ⇒ 雌鶏では頚部から頭部の羽毛色が黒色へ変わる
※この「ニワトリの羽装色に関わる遺伝子」の解説は、「ニワトリ」の解説の一部です。
「ニワトリの羽装色に関わる遺伝子」を含む「ニワトリ」の記事については、「ニワトリ」の概要を参照ください。
- ニワトリの羽装色に関わる遺伝子のページへのリンク