白石正輝区議によるLGBT差別発言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 03:00 UTC 版)
「足立区議会」の記事における「白石正輝区議によるLGBT差別発言」の解説
2020年9月25日に開かれた足立区議会の定例会で、白石正輝は少子化問題に触れ、LGBTについて「こんなことはありえませんが、日本人が全部L(レズビアン)、全部G(ゲイ)となってしまったら、次の世代をになう人が生まれない」「B(バイセクシュアル)とT(トランスジェンダー)は生まれつきだが、レズとゲイについては、もし足立区に完全に広がったら足立区民がなくなってしまう」「(レズビアンやゲイが)法律で守られている、ということだと足立区は滅んでしまう」と、LGBTを差別する発言をした。白石の発言は、事実に基づかない憶測や偏見で少数者をおとしめる極めて悪質なものであり、“こんなことはありえない”と自身で否定しているにもかかわらず、「日本中がLGBTになると国が滅びる」という点については論理的にも破綻している。足立区議会の鹿浜昭議長と区議会自民党が10月6日、それぞれ白石に厳重注意を行なったが、白石は「発言は撤回しないし間違っていないと考えている」「当事者が不快と思っても別に良い」と反発した。市民団体「足立・性的少数者と友・家族の会」は10月13日、白石に発言の撤回と謝罪を求めるインターネット署名約3万3000筆を、近藤弥生区長に宛てて提出した。10月20日、区議会本会議で白石は謝罪と撤回をした。
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