発展形:回転リール式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 03:00 UTC 版)
「点字ディスプレイ」の記事における「発展形:回転リール式」の解説
2000年、アメリカ国立標準技術研究所 (NIST) は新たに回転式点字ディスプレイを開発した。ベルギーのルーヴェン・カトリック大学でも同様の開発が行われた。これらはいずれも実用化の途上にある。点字のドットは回転する車輪の端に並んでいて、車輪が一定速度で回転することによって指を動かさずにテキストを読み取ることができる。アクチュエータが車輪上の1点でピンを押し上げるので、従来の点字ディスプレイのように多数の圧電素子を配置する必要がなく、価格を低減することができる。なお、日本の株式会社アスクが2003年に開発した「アスクてんてん」は円盤式点字ディスプレイであり、円盤を回転させることで指を動かさずにテキストが読める点は同じだが、各点字セルに圧電素子が組み込まれているためコスト低減にはなっていない。
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