産卵と成長
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/01/19 13:48 UTC 版)
トリノフンダマシ類の雄は、雌に比べてはるかに小さく、3mm位しかなく、模様もはっきりしない。産卵は、低木の枝先などに卵嚢をつける。卵嚢は、種類によって形が異なるが、本体は球形から紡錘形で、柄があってぶら下がる。中で幼虫が孵化すると、袋の壁に小さな穴を空けて出て来る。 近年になって、トリノフンダマシ類の幼虫の摂食行動が判明した。網を張らず、葉の先やそこからぶら下がるなどして待機し、前足を大きく広げて構え、近づいて来る小型の昆虫を直接に捕まえていると言う。コガネグモ科にも、同様の捕獲法を用いるクモもあるし、幼虫と成虫で捕虫法が異なるクモもある。しかし、幼虫が網を張らず、成虫になって張り出すものは珍しい。どのような理由によって、このようなことが起きているかは、今のところ納得のできる説がない。
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