生還する甲賀三郎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/12 14:03 UTC 版)
「甲賀三郎 (伝説)」の記事における「生還する甲賀三郎」の解説
伝説の変化形の一例は以下である。 醍醐天皇の時代、信濃国望月に住む源頼重に、武勇に優れた三人の息子がいた。朝廷の命で若狭国の高懸山の賊退治に駆り出され、三男の三郎がことのほか活躍した。功が弟一人に行くことを妬んだ兄たちは三郎を深い穴に突き落として、帰国してしまった。三郎は気絶したが、息を吹き返し、なんとか生還した。驚いた兄たちは逃げ出し、三郎は兄たちの領地を引き継いで治めた。その後、承平の乱で軍功を上げたことで江州の半分を賜り、甲賀郡に移って甲賀近江守となった。
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