生物の主体性を認める立場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/24 04:57 UTC 版)
「ネオ・ラマルキズム」の記事における「生物の主体性を認める立場」の解説
「進化に関して、生物の側に何等かの主体的な方向づけができるはずだ」との説も繰り返し唱えられている。たとえば、アイマーなど複数の古生物学者によって展開された定向進化説は、生物の中に、何かの形で進化を方向づける仕組みがあることを想定している。その点でこの説はラマルクの流れを汲むものといってよい。今西錦司の説にも、これに似た部分がある。 エドワード・ドリンカー・コープは、「生物体にはもともと備わっている何らかの<<進化の原動力>>がある」とし、それを「growth force 成長力」と呼んだ。 カール・ネーゲリも、コープとほぼ同様の立場を採用し、「完成化の原理」という説明をし、これは「定向進化」の思想に発展することになった。
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