生物によるサンゴ礁の破壊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 06:38 UTC 版)
「サンゴ礁」の記事における「生物によるサンゴ礁の破壊」の解説
オニヒトデ 世界各地のサンゴ礁でオニヒトデによる造礁サンゴの食害も問題となっている。オニヒトデは大型で、毒の棘が全身に生えているため、駆除も難しい。オニヒトデの天敵は造礁サンゴで、オニヒトデ浮遊幼生を造礁サンゴポリプが食べて相互の天敵関係となる。ホラガイがオニヒトデの天敵であるという説があるが、ナマコやウニなども捕食する他、1個のオニヒトデを消化するのに1週間かかると言われており、大発生したオニヒトデの前では天敵となり得ない。しかもホラガイの実はおいしくて食用利用され、貝殻もきれいなので高価に取引され、これらがホラ貝の減少を招いている事実もある。ホラガイの種苗生産技術は確立していない。 サンゴ食巻貝類 シロレイシガイダマシ属の貝類による食害が、場所によってはオニヒトデ以上の被害を出す。 テルピオス テルピオス属の海綿がサンゴ礁を覆い窒息させることがある。
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