生息域、生態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/01/15 11:31 UTC 版)
世界中のほとんどの海域に棲息しているが、浅瀬はあまり好まず、大陸棚よりも深い海域を好む。海底の山脈、渓谷、斜面、あるいはアゾレス諸島、カナリア諸島などの大洋上の島々の近くなどを特に好む。 判っている限りにおいては、海底あるいは海底近くで餌を捕獲する。主にイカ、魚類、甲殻類などを食べる。 非常に優れた潜水能力を有し、20分から30分程度の潜水を行うことが多い。80分もの長い潜水の記録もあり、潜る深さもほぼ間違いなく1,000mを超えているものと考えられている。 家族による小規模の群を成して行動することが多い。 アカボウクジラ科は海洋性であることと、長時間の潜水を行うことから、観察することが困難であり、多くの種について不明な点が多い。一部には、正式な記録も名前もまだなかったり、死骸は確認されているものの、生体の観察例はない、といった種もある。約20種のうち、3種ないし4種は、かつては捕鯨の対象であったため、比較的良く知られている。本項の人間との関りを参照されたい。
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