生息地の管理と観光
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 06:43 UTC 版)
柵で仕切られた都井岬全体の約500ヘクタールで生息しており、1日に40キログラム程度の草を食む。都井御崎牧組合は柵や草地の手入れをするものの、馬に餌を与えるなどの「飼育」は行わない。 岬の付け根近くの車道に設けられた「駒止の門」内に入るには、御崎馬の保護・管理の協力金を払う必要がある。岬内の道路は、馬との衝突を避けるためスピードを出さず慎重に運転し、馬を見物する場合は触れない、餌を与えない、大勢で取り囲むなどして驚かせない、後ろに立たないなどに注意する必要がある。 御崎牧場では、年に一度「都井岬の馬追い」を行い、寄生虫の駆除や健康診断などの保護活動を実施している。また、御崎馬本来の特徴を守るため、小松号由来の洋種馬の影響を残す栗毛や白持ちの馬を規格外として牡馬を去勢したり、要望があった観光牧場や個人農家などの受け入れ先へ出したりして、御崎馬本来の特徴を保持した馬群を復元、維持するよう努めている。
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