現代における使用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 01:57 UTC 版)
日本では、敷き布団は畳の上に敷いて用いるのが伝統であったが、現代ではベッドの上に直接敷いたり、マットレスを敷いて、その上にマットレストッパー (mattress topper) の代わりに敷き布団を敷く場合もある。韓国や中国の東北部ではオンドルや床暖房が用いられるので、床に布団を敷くのが伝統的であるが、ベッドを使う場合もある。 寒い季節には、掛け布団をかける前に「肌布団(はだぶとん)」という直接肌にかける軽い布団を併用する場合もある。逆に、暑い季節は厚いものでは暑すぎで寝苦しくなる事が多いので、暑さを和らげるために薄い掛け布団を使うか、代わりにタオルケットを用いることがある。また、中間期では、通常の掛け布団よりも少し薄手の「合い掛け布団(あいがけぶとん)」を用いることがある。 通常、布団は、そのまま用いずに、薄い布(木綿やポリエステルなど)でできた「布団カバー」で包んで使われることが多い。布団カバーは、定期的な洗濯を容易にし、清潔を保つためのものである。宿泊施設などでは、カバーの代わりに、もしくはカバーの上にさらにシーツを用いることが多い。この場合、敷布団にシーツをかけ、毛布を一枚から数枚のせて最後に掛け布団をかぶせる。合宿などで用いる研修所では、衛生のため、シーツを毛布の下にも敷き、二枚のシーツの間に挟まれるようにして寝ることを推奨される。ユースホステルでは袋状のシーツに入ってから布団に入るように規定されている。
※この「現代における使用法」の解説は、「布団」の解説の一部です。
「現代における使用法」を含む「布団」の記事については、「布団」の概要を参照ください。
- 現代における使用法のページへのリンク