王弁とは? わかりやすく解説

王辯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/03 03:14 UTC 版)

王 辯(おう べん、562年 - 617年)は、中国軍人は警略。本貫馮翊郡蒲城県清河郡太守王訓の孫。

経歴

北周に仕えて軍功を挙げ、帥都督に任ぜられた。581年、隋が建国されると、大都督に転じた。仁寿年間、車騎将軍となった。604年煬帝が即位し、漢王楊諒が乱を起こすと、王辯は楊素の下で乱の平定にあたった。武寧県男の爵位を受けた。3年後、尚舎奉御に転じた。609年吐谷渾に対する征戦に従い、朝請大夫に任ぜられた。数年後、鷹揚郎将に転じた。高句麗遠征では、功績により通議大夫の位を加えられ、まもなく武賁郎将に転じた。

山東で隋末の乱が起こると、上谷の魏刀児が歴山飛を号して、河北を劫略した。煬帝は王辯を召し出して、方策を諮問した。王辯は乱の形勢を論じ対策を述べると、煬帝は喜んで許可した。王辯は歩騎3000を率いて魏刀児を撃敗した。翌年、渤海高士達が東海公と号して数万人を集めると、また王辯は命令を受けて高士達を破った。煬帝は江都宮にあり、戦勝を聞いて王辯を召しだし、賞賛した。王辯は命令を受けて信都に向かった。高士達が再び戦いを仕掛けてきたので、これを破った。ときに郝孝徳孫宣雅中国語版・時季康・竇建徳・魏刀児らが人々を集めて隋に叛き、大は10万から小は数千にいたるまでの集団を擁し、河北を寇掠していた。王辯は兵を進めてこれらを討ち、行くところすべて戦勝したので、叛乱勢力たちに恐れられた。翟譲徐州豫州に侵攻すると、王辯は進軍して、これを討って敗走させた。まもなく翟譲が李密とともに洛口倉に拠ると、王辯は王世充とともに李密を討ち、洛水をはさんで対峙して年を越えた。王辯は諸将を率いて李密を攻め、李密の陣営の薄いところを突いてその外柵を破った。李密の陣営は潰乱し、王辯は勝利に乗じて入城しようとしたが、王世充はそのことを知らず、角笛を鳴らして撤兵させた。その混乱に李密に乗じられ、隋軍は大敗を喫した。王辯は退却して洛水にいたったが、橋はすでに壊されており、やむなく水に入ったが、敗軍の混乱で馬から引きずりおろされ、甲の重みで再び馬に乗ることができず、溺死した。享年は56。

伝記資料

  • 隋書』巻六十四 列伝第二十九
  • 北史』巻七十八 列伝第六十六

王弁(おうべん)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/27 02:23 UTC 版)

僕僕先生」の記事における「王弁(おうべん)」の解説

本作主人公22歳過ぎて仕官もせず勉学にも武道にも励まず、父親財産をあてにして無為徒食日々を過ごす青年現代で言うところの「ニート」。父親意向により僕僕弟子入りする仙骨仙人になる才能)は無いが、仙縁仙人近づける)は有る

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