王含の母
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/21 01:09 UTC 版)
唐代の小説『宣室志(中国語版)』には、王含の母が狼に変身した話が載っている。 王含の母は金氏といい、胡人の出だった。弓馬に長け、馬で森へ分け入っては獣を狩り、人々に恐れられていた。そんな金氏も、70歳を超えると老いと病で衰え、部屋から出なくなった。 ある夕方、金氏の部屋から狼が飛び出て、夜明け前に帰ってきた。そんなことが2夜続いた。次の朝、金氏の食事に鹿粥を出すと、金氏は「生でよこせ」と言い、生で食い尽くした。この事件は家人の話題になり、金氏は恥じ入った。その夕方にも狼が飛び出て行ったが、帰って来ることはなかった。 — 『宣室志』第8巻「王含」より要約
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