猪の長エスキスエルウィン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/14 02:28 UTC 版)
「カヴァス」の記事における「猪の長エスキスエルウィン」の解説
『キルッフとオルウェン』の物語で、猪の長エスキスエルウィンは、アルスル王ひきいる一団の標的のひとつで、その生牙を、生きながらにして引っこ抜かねば、巨人の長イスバザデンのひげを剃る役には立てないと言い渡されていた。 この狩りには、アルスル王の犬カヴァスが参加し、この犬がエスキスエルウィンを倒した(少なくとも絶体絶命の場においつめた)とされている。この猪は、プリダインのカウ(ウェールズ語: Cau; 「カイ」とも発音できるが、カイ卿 Cei とまぎらわしくなる。)が、アルスルの牝馬スァムライを拝借して乗り、手斧でこの猪の頭をかち割る。物語の語り手は、巨人がこの狩りに必要であろうと予言した犬ではなく、カヴァスが役目を果たした、と注釈している。 この後、「ベドウィル(ベディヴィア卿)がアルスル御自身の犬カヴァスを引いてゆき、」、他の猟犬に混じって、大猪トゥルッフ・トゥルウィスとその子猪らを狩りに行くのだが、そちらでカヴァスが果たした役割は明記されていない。
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