猪の生け捕り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/23 15:37 UTC 版)
ヘーラクレースはポロスを埋葬したあと、エリュマントスの猪を狩りに向かった。ヘーラクレースは雪原に罠を仕掛け、猪を発見すると大声で叫びながら追い回し、疲れさせた後に、首尾よく罠に追い込んで捕らえた。これに対してシケリアのディオドロスは猪と格闘して捕らえたとしている。ヘーラクレースは猪をエウリュステウスに見せるために、ミュケーナイの王宮まで担いで来たが、それを見たエウリュステウスは大いに怯えて、青銅の大甕の中に隠れたという。 なお、イタリア、クマエーのアポローン神殿にはエリュマントスの猪のものと伝わる牙が残されていた。
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