独立猿人とは？わかりやすく解説

『独立猿人』
寺岡呼人のスタジオ・アルバム
リリース	2010年10月20日
録音	STUDIO CRYBABY; naUta Recording Studio;
ジャンル	J-POP; ロック;
時間	69分27秒
レーベル	トイズファクトリー
プロデュース	寺岡呼人; 山田ひろし;
寺岡呼人アルバム年表
EANコード
	EAN 4988061863351; (TFCC-86335)
ミュージックビデオ
	「花火」; - YouTube
ライブ映像
	「パーフェクトゲーム」 (2010.06); 「眼」 (2010.06); 「ハローグッバイ」 (2011.01); - YouTube
寺岡呼人プレミアムプライベートライブ
	「花火」; 「マチルダ」; - YouTube
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『独立猿人』（どくりつえんじん）は、日本のシンガーソングライター・寺岡呼人の10枚目のオリジナルアルバム。2010年10月20日にトイズファクトリーより発売された^[1]。

音楽性

本作について、寺岡呼人は「30代を経て、40代になった時、僕には歌いたいテーマが山ほど出てきた。それは等身大の自分をさらけ出すという、あたり前のことだった。そして今ほど自分が“ロックンロール”してると思う時期はない」「『独立猿人』は寺岡呼人の“ロックンロールアルバム”です」とコメントしている。

リリース・プロモーション

通常盤のみの1形態で発売。ソロとしては『LIVES』以来4年ぶりのリリースで、寺岡呼人が個人事務所「（有）モンキービジネス」設立後初となるアルバム。自身がプロデュースするコンピレーション・アルバム『Golden Circle』と同時発売^[1]。

本作のアートディレクターは信藤三雄 (C.T.P.P.) が担当^[2]。ジャケットは、ピンク・フロイドのアルバム『炎～あなたがここにいてほしい』のパロディになっている。

ライブ・パフォーマンス

本作発売週である2010年10月24日、寺岡呼人主催の音楽イベント『Golden Circle Vol.15』を日本武道館で開催^[3]。仲井戸麗市や奥田民生、桜井和寿 (Mr.Children)、ゆず、中村中が出演した^[4]^[5]。本イベントの模様は、2010年12月28日にNHK BS2で放送された^[6]。

また、翌々月の2010年12月24日から2011年1月8日まで、大阪・名古屋・東京でソロツアー『TOUR 独立猿人』を開催^[7]。このうち、2011年1月8日のSHIBUYA Boxx公演の模様は、同年7月23日にMt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで開催されたライブ『～LIVE DVD 発売記念～寺岡呼人“独立猿人”アンコールLIVE!』で会場限定発売されたライブDVD『TOUR 独立猿人 at SHIBUYA BOXX 2011.1.8』に収録されている^[8]。

収録曲

全作曲：寺岡呼人 / プロデュース：寺岡呼人・山田ひろし

さよならノストラダムス [5:38]
- 作詞：山田ひろし / 編曲：寺岡呼人
有限会社モンキービジネス [3:51]
- 作詞・編曲：寺岡呼人
花火 [4:47]
- 作詞：寺岡呼人・山田ひろし / 編曲：寺岡呼人
アルバムのリード曲。ミュージック・ビデオが制作されており、トイズファクトリーの公式YouTubeチャンネルで公開されている。監督は信藤三雄が務めた。

ベスト・アルバム『MASTER PIECE』『MASTER PIECE -maverick- Best of 30 Years』にも収録された。
Holiday [4:59]
- 作詞：寺岡呼人・山田ひろし / 編曲：寺岡呼人・磯貝サイモン
橋 [4:41]
- 作詞・編曲：寺岡呼人
病気になる天才 [4:43]
- 作詞・編曲：寺岡呼人
ドラムはMr.Childrenの鈴木英哉が演奏している^[9]。
パーフェクトゲーム [4:28]
- 作詞・編曲：寺岡呼人
眼 [4:18]
- 作詞・編曲：寺岡呼人
老眼をテーマにした楽曲^[10]。

ベスト・アルバム『MASTER PIECE』にも収録された。
泥船 [4:18]
- 作詞：寺岡呼人・山田ひろし / 編曲：寺岡呼人
父ちゃんの鼻唄 [6:50]
- 作詞・編曲：寺岡呼人
マチルダ [5:12]
- 作詞：寺岡呼人・山田ひろし / 編曲：寺岡呼人・磯貝サイモン・新川博
Mr.Childrenの桜井和寿は本楽曲について「いい曲。初老感漂う曲」と絶賛しており^[11]、寺岡主催の音楽イベント『Golden Circle』出演時に本楽曲をカバーしている^[4]。

ベスト・アルバム『MASTER PIECE』『MASTER PIECE -maverick- Best of 30 Years』にも収録された。
オリオン座 [4:59]
- 作詞：寺岡呼人・山田ひろし / 編曲：寺岡呼人・磯貝サイモン・新川博
ベスト・アルバム『MASTER PIECE』『MASTER PIECE -maverick- Best of 30 Years』にも収録された。
ハローグッバイ [10:44]
- 作詞：寺岡呼人 / 編曲：寺岡呼人・磯貝サイモン
曲中の「ありがとう。」の声はムッシュかまやつのものである。

ベスト・アルバム『MASTER PIECE』『MASTER PIECE -maverick- Best of 30 Years』にも収録された。

この曲の後に、シークレットトラックとして「死なないで家に帰ろう」が収録されている。

参加ミュージシャン

林久悦：Drums (#1 - #3, #5, #7 - #9)
森信行：Drums (#4)
鈴木英哉 (Mr.Children)：Drums (#6)
林立夫：Drums (#11)
沼澤尚：Drums (#12, #13)
林由恭：Bass (#1 - #3, #5, #7, #8)
寺岡呼人：Bass (#4, #6, #9, #12), Electric Guitar (#1, #2, #4, #6 - #9, #13), Acoustic Guitar (#2 - #6, #9 - #13), Harp (#5), Chorus (#1, #2, #7)
高水健司：Bass (#11)
松原秀樹：Bass (#13)
山田ひろし：Electric Guitar (#1), Chorus (#1 - #4, #7, #13)
磯貝サイモン：Electric Guitar (#3, #5, #12, #13), Keyboards (#3 - #5, #11, #13), Chorus (#3, #13)
西川弘剛 (GRAPEVINE)：Electric Guitar (#6)
カトウタロウ：Electric Guitar (#8)
松原正樹：Electric Guitar (#11, #12)
K：Keyboards (#1, #13)
新川博：Acoustic Piano (#11, #12), Keyboards (#11, #12)
有田純弘：Banjo (#3)

カバー

眼

奥田民生（2010年） - 音楽イベント『Golden Circle Vol.15』でカバー^[11]。

マチルダ

ムッシュかまやつ（2010年10月20日、コンピレーション・アルバム『Golden Circle』収録）
桜井和寿（2010年、2013年） - 音楽イベント『Golden Circle Vol.15』『Golden Circle Vol.18 ～Yohito Teraoka 20th Anniversary Special～』でカバー^[4]^[12]。

脚注

[脚注の使い方]

出典

^ ^a ^b “寺岡呼人、主宰イベントの武道館公演＆待望のアルバムリリースが決定”. BARKS (2010年8月20日). 2023年12月15日閲覧。
^ “寺岡呼人独立猿人 | WORK”. 信藤三雄事務所. 2023年11月10日閲覧。
^ “寺岡呼人「Golden Circle」武道館開催＆豪華コンピ登場”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2010年8月20日). 2023年12月14日閲覧。
^ ^a ^b ^c “呼人主催ライブで中村・ゆず・桜井・民生・チャボ競演”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2010年10月25日). 2022年3月17日閲覧。
^ 寺岡呼人 (2010年11月15日). “ゴールデンサークVol.15@武道館”. 寺岡呼人オフィシャルブログ「LONG GOOD-BYE」 Powered by Ameba. サイバーエージェント. 2023年12月15日閲覧。
^ 寺岡呼人 (2010年12月9日). “NHK 12/28放送『ゴールデンサークルライブ』編集中！”. 寺岡呼人オフィシャルブログ「LONG GOOD-BYE」 Powered by Ameba. サイバーエージェント. 2023年12月15日閲覧。
^ “寺岡呼人ソロツアー決定！！！ソロツアー『独立猿人』最速先行開始！”. 寺岡呼人公式サポーターズクラブ callman (2010年9月10日). 2023年12月15日閲覧。
^ 寺岡呼人 (2011年4月22日). “〜LIVE DVD 発売記念〜 "独立猿人"アンコールLIVE!”. 寺岡呼人オフィシャルブログ「LONG GOOD-BYE」 Powered by Ameba. サイバーエージェント. 2023年12月15日閲覧。
^ 磯貝サイモン (2010年9月27日). “寺岡呼人「独立猿人」RECレポ～“鈴木英哉(Mr.Children)”編”. 磯貝サイモンオフィシャルブログ「SimonSays」 Powered by Ameba. サイバーエージェント. 2022年3月17日閲覧。
^ 寺岡呼人 2013, p. 19.
^ ^a ^b “Golden Circle | Archives | 2010年10月24日(日) 日本武道館”. Golden Circle (2010年10月25日). 2020年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月12日閲覧。
^ “寺岡呼人「GC」武道館で小田、桜井、ゆずら豪華競演”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2013年11月11日). 2025年10月3日閲覧。

参考文献

寺岡呼人「YOHITO TERAOKA VOICE」『MASTER PIECE』MONKEY BUSINESS、2013年11月6日、3 - 24頁。

外部リンク

告知映像
- ゴールデンサークルVol.15、ソロアルバム、GC アルバム告知 - YouTube
ミュージック・ビデオ
- 寺岡呼人「花火」PV - YouTube
- 寺岡呼人、PV現場紹介（「花火」メイキング映像） - YouTube
ライブ映像
関連映像
- 寺岡呼人プレミアムプライベートライブ「花火」 - YouTube
- 寺岡呼人プレミアムプライベートライブ「マチルダ」 - YouTube
歌詞

[BARKS-1] “寺岡呼人、主宰イベントの武道館公演＆待望のアルバムリリースが決定”. BARKS (2010年8月20日). 2023年12月15日閲覧。

[2] “寺岡呼人独立猿人 | WORK”. 信藤三雄事務所. 2023年11月10日閲覧。

[3] “寺岡呼人「Golden Circle」武道館開催＆豪華コンピ登場”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2010年8月20日). 2023年12月14日閲覧。

[GC1-4] “呼人主催ライブで中村・ゆず・桜井・民生・チャボ競演”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2010年10月25日). 2022年3月17日閲覧。

[5] 寺岡呼人 (2010年11月15日). “ゴールデンサークVol.15@武道館”. 寺岡呼人オフィシャルブログ「LONG GOOD-BYE」 Powered by Ameba. サイバーエージェント. 2023年12月15日閲覧。

[6] 寺岡呼人 (2010年12月9日). “NHK 12/28放送『ゴールデンサークルライブ』編集中！”. 寺岡呼人オフィシャルブログ「LONG GOOD-BYE」 Powered by Ameba. サイバーエージェント. 2023年12月15日閲覧。

[7] “寺岡呼人ソロツアー決定！！！ソロツアー『独立猿人』最速先行開始！”. 寺岡呼人公式サポーターズクラブ callman (2010年9月10日). 2023年12月15日閲覧。

[8] 寺岡呼人 (2011年4月22日). “〜LIVE DVD 発売記念〜 "独立猿人"アンコールLIVE!”. 寺岡呼人オフィシャルブログ「LONG GOOD-BYE」 Powered by Ameba. サイバーエージェント. 2023年12月15日閲覧。

[9] 磯貝サイモン (2010年9月27日). “寺岡呼人「独立猿人」RECレポ～“鈴木英哉(Mr.Children)”編”. 磯貝サイモンオフィシャルブログ「SimonSays」 Powered by Ameba. サイバーエージェント. 2022年3月17日閲覧。

[FOOTNOTE寺岡呼人201319-10] 寺岡呼人 2013, p. 19.

[GC2-11] “Golden Circle | Archives | 2010年10月24日(日) 日本武道館”. Golden Circle (2010年10月25日). 2020年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月12日閲覧。

[12] “寺岡呼人「GC」武道館で小田、桜井、ゆずら豪華競演”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2013年11月11日). 2025年10月3日閲覧。

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独立猿人とは？ わかりやすく解説

独立猿人

音楽性