狐の出てくる小噺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/19 17:21 UTC 版)
堺の魚屋が、広田の森で「家出してきた」と言うお嬢さんとであった。 そいつを狐だと見破った魚屋が「その手は古いぞ!」と怒鳴りつけると、娘の姿は消えた。 その後も、狐は老人…老婆…江戸っ子と次々に化けて出てくるも、魚屋は全て見切って去ってしまう。 しばらく経ち、魚屋が住吉の浜まで来ると、波打ち際に大きな鯛が打ち上げられていた。 「こいつはツイとるわい」 魚屋が手を伸ばすと、鯛がいきなり目をむいて「これでも古いか?」 ちなみにこの小噺は、騙すのが狸で騙し方にケチを付ける男が飛脚という設定の「堺飛脚」という一つの独立した落語としても演じられている。
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