熱間転造
材料を再結晶が行われる範囲まで加熱し、転造加工を行うこと。転造とは一般的に円柱状、円板状または円管状の素材を、回転運動または平行運動(逆方向運動)をさせて、工具または金型との局部的な接触による表面層の塑性変形で、徐々に形状を形成していく方式。ウォーム、ドリル、ボルトなどの加工に用いられるが、自動車部品としてはピニオンシャフト(ディファレンシャルボックス内)、クラスターギヤ(ミッション内)があり、材料歩留まりがよく加工時間も短く、量産向きな加工法である。なお、被加工物を加熱する熱間転造と、加熱しない冷間転造がある。
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