瀬戸 裕子(せと ひろこ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 04:10 UTC 版)
「君の手がささやいている」の記事における「瀬戸 裕子(せと ひろこ)」の解説
母が有名な美人ピアニストであり、裕福な家庭で育ち、豪邸に住んでいる。誕生日会に招かれた千鶴は、裕子の歌とピアノ伴奏する裕子の母の姿に羨望と嫉妬を覚え、聴覚障害者の母を持つ決して裕福とはいえない我が身とを比べてしまい、コンプレックスから裕子と顔を合わせ辛くなってしまう。後日、美栄子とスーパーに買い物に出ていた千鶴は偶然裕子に会って慌てるが、すぐに閑念して美栄子が聴覚障害者である事を説明。すると美栄子は早速裕子を自宅に招待し、千鶴は母の余計なおせっかいを心の中で苦々しく思う。美栄子と千鶴と一緒にクッキー作りをしていた裕子は、最初こそ無邪気に楽しんでいたものの、突然泣き出してしまう。自宅を留守にしがちな母よりもいつも家にいて自分に構ってくれる母親がいい、と言う裕子に、美栄子は「自分は耳が聞こえないから、千鶴に教えてあげられないことがたくさんあった。でも、それはわたしだけじゃなく、母親はみんな、自分の子供に何かしてやりたいといつも思っている。お母さんは、きっとあなたの気持ちを解かってるよ」と母が我が子を思う気持ちを伝える。母が決して自分を粗末に扱っているわけではないことを思い出した裕子は、千鶴達と共に作ったクッキーを手に帰宅してゆく。
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