潜水艦の座礁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 09:16 UTC 版)
潜水艦は艦上からの見通しが悪いうえ、水上における操舵性も水上艦船に比べて一般に劣るため、調査済の航路以外の沿海での行動は座礁の危険が大きい。 代表的な事例 ウィスキー・オン・ザ・ロック(ソ連) - 1981年10月27日バルト艦隊所属の613型潜水艦(ウィスキー型)「S-363」が航法を誤り、ソ連からはバルト海の対岸であるスウェーデンのブレーキンゲ県沿岸の岩礁に座礁し行動不能に。ソ連政府は領海侵犯でスウェーデン政府に陳謝する事態となった。 江陵浸透事件(北朝鮮) - 1996年9月18日韓国に潜入していた工作員を収容しに韓国東岸の江陵市沿岸に接近したサンオ型潜水艦(艦名不明)が座礁。乗員26名は艦を放棄し上陸して逃亡・潜伏したため、韓国陸軍・警察が大規模な掃討作戦を49日間実施した。
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