滝沢 柳太郎(たきざわ りゅうたろう)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 07:34 UTC 版)
「あずみ」の記事における「滝沢 柳太郎(たきざわ りゅうたろう)」の解説
片桐兵部のもとに参じた剣を頼りに生きる武士。気さくな人物であずみと親しくなる。当時まだ子供だったあずみは彼を「おじちゃん」と呼んでいた。あずみは月斎から片桐兵部一団の皆殺しを命じられていたが、彼とは戦いたがらず、彼を一団から抜けさせようとしたり、彼を襲撃をかける切り離した集団に入らないようにしたり、彼が兵部を守るために立ちふさがってきた時も飛び越えて斬るのを避けようとしたが、あずみを呼び止めて「剣を頼りに生きる者は、こうと決めた道に己の命を賭けるしか生きていきようがないのだ」と教え、戦っていくことを要求した。急所をなかなか斬らせず、あずみに人を斬ることの残虐さを学ばせた。心臓を貫かれた後、これでよかったのだと彼女に告げて死亡した。あずみはどういう意味だったのか月斎に尋ね、月斎は「剣でしか生きて行きようがない者たちは自分より優れた剣客に斬られて死ぬのは本望であり、その男はあずみの強さを認め、あずみを気に入っていたのだ」と教えた。あずみに使命への最初の葛藤を与えた人物だった。
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