海上の地形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 23:01 UTC 版)
硫黄島は、島の主体となる元山火山体と南西部の単成火山である摺鉢山の2つの火山を、海岸砂丘の千鳥ヶ原(滑走路付近)が繋がり、摺鉢山を基点に西岸を千鳥ヶ浜、南岸を二ツ磯浜、釜浜の直線的な海岸で北東側に扇形に広がる地形をしている。島の北岸は貿易風や波蝕を受けた崖が発達している。面積は約23.7 km3で東京都北区とほぼ同じである。 元山は現在は標高約100 m前後、面積は約5 km2ほどのほぼ平坦な台地状になっており、北西側の高まりには大坂山(約111 m)、北東側の高まりには東山(約112 m)と名がつけられている。東端の釜岩へ繋がる北海岸は大きな「井戸が浜」と呼ばれる砂海岸が広がり、沖合に監獄岩とよぶ岩礁を望む。島の全周は約22 km、長軸の北東-南西の長さが約8.3 kmである。摺鉢山と繋がる千鳥ヶ浜南部の地峡は約800 mとなっている。
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