流行語としての「逆噴射」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/14 03:24 UTC 版)
1982年に起きた日本航空350便墜落事故において、機長が突如として精神に異常をきたし飛行中に逆噴射を行ったことが大きく報道されたため、「逆噴射」という言葉は急な精神錯乱や不可解な行動をさす用語として、事故のあった当時は各方面で流行語ともなった。 1982年、中央競馬の牡馬クラシック路線の最有力馬の一角と見られていたサルノキングは、3月のスプリングステークスで1番人気となったが、騎手の判断によるとされる不可解なレース内容で見せ場を作れないまま敗戦。これが様々な憶測を呼び、「逆噴射」という表現が多用された(サルノキングの逆噴射)。 1984年のATG映画「逆噴射家族」のタイトルもこの流行語に由来するものである。 墜落事故当時、精神障害のある人間の代名詞的に「逆噴射」という言葉が多用された。当時は個人情報の保護もなかったため、このパイロットの実名もその種の代名詞に使われることが多かった。
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