流星群
決まった時期に決まったところから降り注ぐ流星群
毎年決まった時期に、決まった場所から降り注いでくる流星の集団を流星群といいます。流星群は夜空の1点から四方八方に放射状に降ってきます。この1点を放射点といいますが、流星群の名前は、この放射点にかさなる星座名でよびわけています。また流星群の活動には期間があり、そのうちピークを迎える日を極大日とよんでいます。代表的な流星群には、1月4日の「りゅう座ι(イオタ)流星群」、8月12日の「ペルセウス座流星群」、12月14日の「ふたご座流星群」などがあり、非常に活発な活動をみせます。
彗星と地球の軌道の交差で発生33年ぶりに大出現した「しし座流星群」
流星群は彗星がまきちらしていった氷や砂つぶなどのちりと考えられています。ペルセウス座流星群の母体はスイフト・タットル彗星で、しし座流星群はテンペル・タットル彗星が母体になっています。彗星が太陽に接近すると、ちりの放出量は増加します。そしてことのとき、彗星の軌道と地球の軌道が交差すると、地球の大気に降下する流星は、急激に増加する可能性が高まります。近年、世界中の天文ファンを楽しませてくれたのが「しし座流星群」で、33年ぶりに大出現し、1999年の11月18日から19日のピーク時には、1時間あたり5,000個以上が観測されました。
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