洋装の影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 22:49 UTC 版)
大正から昭和初期には、広まり始めた洋装の美意識が着物の着付けにも取り入れられ、洋装のバランスを模して、帯を極端に腰高に締め、下半身をすらりと長く見せる着付けが流行した。 昭和25年頃から昭和30年代前半(1950年代)には、既に洋服を着慣れていた女性たちに向けて、ブラジャーやコルセット・スリップなどの洋服の下着を付け、あえて体の線を強調する着付けが盛んに提唱された。これに伴って、従来は腰骨の位置で締めるものであった腰紐を、洋式にウエストの位置で締めることが推奨された。肌襦袢や長襦袢など、従来の和装用下着をすっかり省いて着付けを簡便にすることも提唱された。
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