注意が必要な薬剤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/14 09:57 UTC 版)
「グルコース-6-リン酸脱水素酵素欠損症」の記事における「注意が必要な薬剤」の解説
グルコース-6-リン酸脱水素酵素を欠損している者には、幾つかの薬剤を使用できないことが知られている。例えば、マラリア治療薬の1種であるプリマキンを使用すると、溶血するので使えない。また、中等度以上のメトヘモグロビン血症が起こっている際に投与が検討されるメチレンブルーも、この酵素が欠損しているとメチレンブルーが作用するのに必要なNADPHを生体が充分に用意できないので使えない。他、ラスブリカーゼによっても、メトヘモグロビン血症や溶血性貧血が起こりやすい。他にも、アセトアニリド、スルファニルアミドも使用すると溶血が起こる。
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