油層管理
【英】: reservoir management
油田において、対象油層からの採収率を高め、所定の生産計画を達成することを目的として、生産(圧入)操業条件を調整し、必要に応じて坑井の追加掘削や改修を計画することをいい、具体的には次の内容からなる。(1) 操業データ収集:坑井ごとおよび油層全体の挙動を示すデータ、すなわち坑底圧や坑口圧、油・ガス・水の産出量および圧入量、産出流体の性状など、を経時的に採取すること。(2) 油層状況の把握:得られたデータを基に油層全体における油、水、ガスの挙動、特に油・水界面、ガス・油界面の動きを把握するとともに、各坑井における油層障害の有無を把握すること。(3) モデル・スタディ:生産初期段階における排油機構、生産量の検討予測、生産がある程度進んだ段階では、その時点までの生産ヒストリーに基づく生産挙動予測を油層シミュレーション・モデルを用いて行うこと。(4) 生産調整と坑井管理:油層状況の把握とモデル・スタディの結果を受けて、坑井ごとに生産 (圧入)量を増減させたり、一部の坑井を稼働休止させたり、場合によっては坑井を追加掘削したり、既存坑井を改修したりすること。 |

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