沖縄文化の竜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 02:16 UTC 版)
かつて琉球王国があった沖縄では、中国の竜とほぼ同じような中国的な竜が一般的である[要出典]。首里城には竜の装飾が数多くみられる。 沖縄では竜宮信仰が根強く残っており、竜宮の神は豊穣信仰と深く結びついている。沖縄の竜伝承は中国大陸に起源をもつものが多いが、地元の民間伝承として定着している。丸山顯德は以下のような沖縄の竜の民話を紹介している。 人に見られることなく千年間生きて竜に成ろうとするところを人に見られてしまう蛇の話。それを見た人は、内緒にしてくれたら裕福にしてやると蛇に言われ、黙っていると約束する。はたして男は金持になったが、うっかり約束を破ってしまい、元の貧乏人に戻る。 天をだまして雨を降らせ、後で竜神から懲罰を受ける話。 美女をさらう七つ頭の蛇を退治すべく、七つの樽に芋酒を入れ、樽酒に美女が映るようにして泥酔させてから切り殺したという話(津堅島の行事「マータンコー」の由来)。 竜の眼病を治した医者の波乱万丈の物語。
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