永久機関であると誤解されたもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 05:56 UTC 版)
「永久機関」の記事における「永久機関であると誤解されたもの」の解説
2011年に特許公開された球体循環装置(アクツ・エコ・サイクル)は、ボールが空中落下と水中浮上を繰り返す装置であり、一見、浮力を利用した永久機関(浮力式モーター)に似ており、報道されるや永久機関、あるいはそれを装っているのではないかと話題になった。この装置は永久機関の浮力式モーターとは違い、水槽に「鳥用給水器」の原理を使っており、ボールの入水面での水圧はゼロであるため、空中を落下したボールはその勢いで容易に水没し、その後水槽中を浮上する。しかし、ボールが水没した際にボールと同体積の水が排出されるため、水を補充しながら動いており、水の補充には何らかのエネルギーが必要であるため、永久機関ではない。
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