水戸黄門外伝_かげろう忍法帖とは? わかりやすく解説

水戸黄門外伝 かげろう忍法帖

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/24 14:21 UTC 版)

水戸黄門外伝 かげろう忍法帖』(みとこうもんがいでん かげろうにんぽうちょう)は、1995年5月22日から1995年9月4日までTBS系列の「ナショナル劇場(後にパナソニック ドラマシアター月曜ミステリーシアター)」枠で放送されたテレビ時代劇


注釈

  1. ^ 同局では本作のほかに東野英治郎主演の劇場版、最新作である武田鉄矢版も放送。また佐野浅夫版「水戸黄門のお年寄りの交通安全」(1997年、東映教育映画部)および「かげろうお銀のお年寄りの交通安全」(2003年、東映教育映画部)も放送。
  2. ^ 第1話のみ、紫を基調とした修験者の服装。
  3. ^ 人吉(第10話)にて、翔と共に竜巻の伴蔵とその妻のお熊に対して使用。
  4. ^ 津和野(第3話)では、幽鬼に手籠めにされそうになっていた伽羅と途中で入れ替わり、幽鬼の肩に肩車の体勢で乗り、太腿で首を絞めあげ、両腕で首の骨を折って幽鬼を倒した。
  5. ^ 飯田(第14話)では、歌舞伎一座の水色の衣装姿で奉行の田之倉武太夫の酌を務めた際に、眠り薬入りのお酒を田之倉に飲ますも効かず、逆に酔った田之倉に手籠めにされそうになったので、仕方なく田之倉の首を太腿で極め、絞め落として気絶させた。お銀が忍装束姿以外で相手の首を太腿で絞めあげたのは、『かげろう忍法帖』・『第24部』を通じて、この話のみである。
  6. ^ 長崎(第15話)では、黒い西洋下着姿に魅了されて抱き着こうとした代官の疋田伝内を忍装束姿に変身して蹴り飛ばした後、ソファーの前に倒れこんだ疋田の背後に回り込み、首に太腿を極めて気絶させた。
  7. ^ 『第24部』では、第3話、第6話、第11話、第14話で使用した。
  8. ^ 伽羅とは代表的な香木の一つである沈香の中でも特に質が良い物の事を指すが、作品の舞台である江戸時代においては、良い物、美しい物を褒め称える為の感動詞として用いられている言葉でもある。
  9. ^ 津和野(第3話)では、伽羅が城の地下牢に潜入して捕らえられた際、敵の妖術使いである幽鬼が伽羅に欲情し、捕縛されている状態の伽羅を手籠めにしようとする場面がある。同話にて胡蝶も雲助と亀井由政によってそれぞれ手籠めにされかけるシーンがあるが、いずれも胡蝶の正体がくノ一であることを相手が知らない状況であったため、この伽羅のシーンが、シリーズ全16話中、正体がくノ一であることを相手が知っている状態でくノ一を手籠めにしようとした唯一のシーンである。
  10. ^ 熊野(第4話)にて、大崎軍太夫を担当した際に使用。
  11. ^ 諏訪(第7話)にて、蛍と共に滝沢源太夫を担当した際に使用。
  12. ^ 上田(第2話)では、蛍の様子を屋根裏から見張っていた際、気配を察した鬼蜘蛛の幻斉から天井に槍を投げられる。
  13. ^ 津和野(第3話)では、亀井慈親の監禁場所を探る為城の地下牢に向かって歩いている時幽鬼が放った蜘蛛の糸で捕えられ、連行された地下牢で埋蔵金の在り処を吐かせるための道具として天井から両手吊りにされ、慈親本人の前で野呂竜道によって拷問を受ける。その後、見張りを任された幽鬼が欲情し、手籠めにされそうになる。お銀の不思議な術で救出された直後に飛猿に支えられながら右足を引きずって歩いて左の腹部を抑えていたことや、騒動が解決して胡蝶、朧と共に津和野を後にする際、「大変な目に遭ったけど、これで苦労が吹っ飛んだみたい。」と漏らしたことから、伽羅が肉体的にも精神的にも追い詰められた状態だったことがうかがえる。
  14. ^ 相馬(第5話)では、密書を持った菊乃を送り届けるための囮として、男装して向かった山中で烈風党と遭遇し応戦するも多勢に無勢で押さえつけられ、烈風斬鬼に斬られそうになり、馬で駆け付けた飛猿に助けられる。
  15. ^ 平戸(第8話)では、仙波屋が自分の秘密を握る藤兵衛を鬼厳坊を使って底なし沼に沈める様子を着物姿で見張り、一瞬驚愕の表情を浮かべながら立ち去ろうとした際、地中から現れた亀甲斉に手首を掴まれて押さえつけられ、「お前の正体はとうに見抜いていたのさ。(前夜に波多野多聞から呼び出された仙波屋から見張りを頼まれていた鬼厳坊に、朧からのつなぎを伝書鳩で受け取るところを見られていた。)」と言いながら近づいてきた仙波屋に短筒を向けられ、直後に現れた鬼厳坊に首を絞められ、抵抗しようとした手も掴まれて追い詰められる。その後、底なし沼近くの小屋に天井から吊り下げられた板に襦袢姿で縛り付けられ、鬼厳坊とその配下に拷問を受け、3話同様不思議な術で現れたお銀に救出される。なお、直後の殺陣シーンでは忍び装束姿で仙波屋の前に現れ、背後から近づいてきた鬼厳坊の配下一人を斬り捨てる。
  16. ^ ただし、上田(第2話)では、遊女姿での誘惑に引っかかって脚を撫で回そうとした赤不動の岩五郎の首を立ったまま太腿を極めて気絶させた後、剃刀で髷と服を切り刻み晒しものにしている。
  17. ^ オープニング映像は口元から胸元まで、TVスポットCMでは顔から首元までという違いがある。。
  18. ^ 第1話のオープニング映像のみ、後半(「横笛の小太郎:中村橋之助」のクレジットが表示された直後)にバストアップが映り込んでいるが、他の話のオープニング映像では、前半(「蛍:羽田惠理香」「朧:鈴木奈穂」のクレジットが表示された直後)に映り込んでいるという違いがある。
  19. ^ 大聖寺(第6話)では、蛍火を仕掛けられて混乱した閻魔の唐蔵の子分が、蛍火が消えた後も混乱が解けず、親分であるはずの唐蔵を敵と勘違いして斬り掛かるという描写もある。
  20. ^ 天竺屋は当初、伽羅を自身のパーティーの同伴相手にしていたが、シードルフが伽羅を自分の同伴相手として用意してくれたものとして奪っていったことで同伴相手を蛍に変更せざるを得なくなり、天竺屋は、当初蛍を見て「しょうがないか」と諦め気味に呟いている。
  21. ^ 「世の悪人輩(あくにんども)よ覚悟しな!」は、番宣写真のキャッチコピーとして用いられ、作中ではお銀の決め台詞として使用されている。

出典

  1. ^ 週刊ポスト(1995年8月11日号)50頁
  2. ^ 水戸黄門外伝 かげろう忍法帖 - BS-TBS
  3. ^ 『テレビ視聴率月報 関東地区 19950100-19950600』ビデオリサーチ、1995年。 
  4. ^ ザテレビジョン角川書店、1995年5月20日-5月26日号)『きょうの主役』p.73
  5. ^ ザテレビジョン角川書店、1995年6月24日-6月30日号)『THE MESSAGE』p.53
  6. ^ 週刊TVガイド(1995年6月10日-6月16日号)133頁
  7. ^ 1995年10月3日号 pp.200-201
  8. ^ 『かげろう忍法帖 DVD-BOX』Disc 4, チャプター26, 2:59:18 からそのセリフが確認できる


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