民間療法薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/12 01:47 UTC 版)
「朝鮮における人糞利用」の記事における「民間療法薬」の解説
民間療法にも、人糞を用いるものがあった。今村鞆「朝鮮人の素人療病禁厭及迷信」『朝鮮風俗集』には以下の6件の人糞を使う療法が記載されている。 人糞を黒飴に包み3日間夜露を受けて丸薬にして呑む 人糞を焼いて歯に含む 人糞を瓦石に塗って熱し、水に入れてその水を飲む 人糞に塩を混ぜて貼る 溝を越えて自分の大便を塗り、また溝を越えて戻る 人中黄 冬に人糞と甘草の粉末を混ぜた物を竹の筒に詰めて地中に埋め、夏に取り出して天日乾燥させ粉にして飲む 人糞を用いた民間療法にはさまざまな方法があったと言われる。21世紀初頭には、この習慣、特に人糞を含むトンスルを奇異なものとして報道したり、インターネット上で話題としたりする風潮が日本、中国等で見られる。 その他、嘗糞といって、子どもが父母の大便を舐めて健康状態を判断する、中国の故事に由来する習慣があり、関連する逸話が残る。
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