毒素によるもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 23:28 UTC 版)
藍藻には非リボソームペプチドであるミクロシスチン (Microcystin-LR、略:MC-LR)などの毒素を生産する個体群が含まれており、赤潮と同様に魚類のエラを閉塞させ窒息させるほかにも、毒素によりカモなどの鳥類(アイガモ)の肝臓組織に蓄積し斃死を引き起こすことがある。また、アメリカ、オーストラリアなど放牧が盛んな国では、飲用した家畜の斃死被害が多発しているほか、ヒトに対しても、1996年ブラジルで、肝不全による死者50名を出す事件が報告されているほか、発癌性(肝臓ガン)が指摘されている。
※この「毒素によるもの」の解説は、「アオコ」の解説の一部です。
「毒素によるもの」を含む「アオコ」の記事については、「アオコ」の概要を参照ください。
- 毒素によるもののページへのリンク