歌・俳句
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/05 02:49 UTC 版)
古来から観月の池として知られ、数々の歌に詠まれている。 古の人は汀に影絶えて 月のみ澄める広沢の池(源従三位頼政) やどしもつ月の光の大沢は いかにいつとも広沢の池(西行法師) あれにける宿とて月はかわらねど 昔の影はなほぞこひしき(薩摩守平忠度) 広沢の池の水草を吹きよせて 風よりはるる波の月影(後京極良経) 広沢の池に宿れる月影や 昔をてらす鏡なるらん(後鳥羽法皇) 名月や池をめぐりて夜もすがら(松尾芭蕉) 都人見ぬ海山の面影も 月に浮べる広沢の池(賀茂真淵) 水涸れて池のひずみや後の月(与謝蕪村) 夜もすがら見る月影に浮草の 隈だにもなき広沢の池(本居宣長)
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