次郎長三国志 (1991年のテレビドラマ)とは? わかりやすく解説

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次郎長三国志 (1991年のテレビドラマ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/06 05:04 UTC 版)

次郎長三国志』(じろちょうさんごくし)は1991年(平成3年)1月2日テレビ東京で放送された12時間超ワイドドラマ(のちの新春ワイド時代劇)である。全六部。

主演:高橋英樹、12時間超ワイドドラマ第11作。

概要

  • 第一部 「次郎長売り出す」
  • 第二部 「東海道 富士川の決戦」
  • 第三部 「大暴れ!次郎長一家」
  • 第四部 「恋女房お蝶の仇討ち」
  • 第五部 「森の石松 金毘羅代参」
  • 第六部 「血煙り荒神山」

高橋英樹は先に当作と同じ原作の1988年『次郎長三国志/東海道の暴れん坊』(テレビ朝日系/後にVHS版発売)[1]で主演して次郎長役を経験しており、彼の2回目となる次郎長の演技が好評を博したことなどで、平均約15.6%の好視聴率を記録した(後の『新春ワイド時代劇』時代を含めた同シリーズ最高平均視聴率)。

各部オープニングに流れる主要出演者表で、主演格と大物敵役、客演格は個々のカラー映像が挿入されて目立つ仕掛けがあり、正月のお祭り気分を盛り上げていた。もちろん次郎長は全6部で最初にカラー映像での登場となった他、ヒロイン格のお蝶、お仲もカラー映像で、この2人は物語の進行に合わせて2枚ずつ映像が準備されている。勝蔵も敵役として、物語後半になると2つ目のカラー映像で登場するなど、大物の待遇であった。

同原作7作目のテレビドラマ版となる。

スタッフ

キャスト

エピソード

上記の通りオープニングの出演者紹介では一部カラー映像の挿入があったが、最終第6部では前半が次郎長と吉良の仁吉の物語、そして後半では明治維新の時代となり、勝蔵との決着も6部後半に縺れ込み、次郎長と新政府側の山岡たちの交流も描かれるため、次郎長、仁吉、お米(仁吉の妻)、勝蔵、山岡、松岡、二代目お蝶と、カラー映像が増えており、一気に画面が華やいで、正月大作らしい豪華出演陣が賑やかにアピールされた(キャストについては上記参照)。

本作で仁吉を演じた村上弘明は、本シリーズ1989年作品『大忠臣蔵』(松竹制作)で山吉新八郎、同90年作品『宮本武蔵』(東映制作)で準主役・佐々木小次郎をそれぞれ演じており、制作会社も異なる中、主要出演者で唯一の3年連続出演を果たしている。

放送後

同シリーズ2000年作品として、同題名でリメイクされている(脚本:古田求・田村恵/松竹制作)。

再放送・ソフト発売

全13回シリーズに分割・再編集された形で再放送されている。

再放送の機会も比較的多く、テレビ東京系はもとより、兵庫県のサンテレビジョンでも放映履歴があり、下記のDVD版発売後も、2013年5月~6月にかけBSジャパン(現在のBSテレビ東京)で放映、CS時代劇専門チャンネルでも度々再放送があり、上記2000年版と同月にそれぞれ放映されることもある。

初回放送終了後、同年5月からVHS版(全6巻)の販売・レンタルを開始、2013年3月にはDVD-BOX(全4枚)がビクターエンタテインメントから発売された(DVD版は全13回再編集版を収録[3]。単巻での販売・レンタルはなし)。

2025年7月15日から8月4日まで、BS11で月曜から金曜の午前11時から放送されていた。

脚注

  1. ^ 脚本:猪又憲吾/東映制作。
  2. ^ 先述の1988年版でもナレーターをつとめていた。
  3. ^ オープニング、エンディングがそれぞれ13回収録されている。

関連項目

テレビ東京 12時間超ワイドドラマ
前番組 番組名 次番組
宮本武蔵
(1990年)
次郎長三国志
(1991年)



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