樋口久子_(指揮者)とは? わかりやすく解説

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樋口久子 (指揮者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/23 04:34 UTC 版)

樋口 久子(ひぐち ひさこ)は、日本合唱指揮者

来歴

佐賀県出身・在住。佐賀大学教育学部中学校教員養成課程音楽専攻卒業。合唱を丸山繁雄松原千振の各氏に学ぶ。大学卒業後、佐賀県の音楽科教諭として教壇に立つ。

1989年(平成元年)4月、佐賀市立鍋島中学校に教諭として赴任[1]。同校合唱部を指揮・指導し、1991年(平成3年)全日本合唱コンクール全国大会中学校部門同声合唱の部において全国大会に初出場し同年から5年連続で金賞、うち1992年(平成4年)、1993年(平成5年)の2年連続で最高賞たる文部大臣奨励賞を合わせて受賞。NHK全国学校音楽コンクールにおいても全国大会出場を果たす。

2000年(平成12年)4月、佐賀女子短期大学付属佐賀女子高等学校に教諭として赴任。同校で合唱部を創設し指揮・指導し、全日本合唱コンクール全国大会高等学校部門において2006年(平成18年)に全国大会初出場、以後2024年(令和6年)までに16回の全国大会出場を数え、うち金賞5回(2013、2015、2017、2018、2022)、2022年(令和4年)に最高賞たる文部科学大臣奨励賞を合わせて受賞[2][3][4]

2005年(平成17年)11月、勤務校の教え子たちを集めて女声合唱団ソレイユを結成。同団を指揮して全日本合唱コンクール全国大会一般部門において2006年(平成18年)に初出場で金賞を受賞。以後全国大会の常連となり2013年(平成25年)の部門改変以降は室内合唱の部において2024年(令和6年)まで11大会連続で金賞を受賞、うち2013年~2022年の9大会連続で最高賞たる文部科学大臣奨励賞を合わせて受賞[5][6][7]宝塚国際室内合唱コンクールにおいても入賞を果たす。国内外の演奏会にも積極的に取り組む[8][9][10]

現在、九州合唱連盟・佐賀県合唱連盟理事長。全日本合唱連盟常務理事。佐賀県政功労賞、佐賀県芸術文化賞、佐賀市政功労賞、佐賀県音楽協会賞[11]受賞、他受賞多数。

音楽

「選曲の方針は間口を広く!」「間口を広くすることで、音楽の価値を多面的にとらえ、視野を広げる。それは国際理解にも繋がるはずです。」「同じ曲に複数回にわたって取り組むことはほとんどしません。」[12]として、特定のレパートリーは持たず新しい分野の開拓に意欲を見せる。キャリアの初期であった鍋島中ではコダーイバルトークに取り組んで頭角を現したが「コダーイ、バルトークは一つのステップです、もっと広く北欧、西欧のものにもチャレンジしたい」[1]と言い切り、佐賀女子高、ソレイユにおいても北欧作品を中心に宗教曲・世俗曲問わず取り上げ「高校生は、3年間で10か国語、80曲程度の曲を歌って卒業します。」[12]

脚注

参考文献

  • 『音楽と向き合う少女たち 佐賀市立鍋島中学校』 - 社団法人全日本合唱連盟機関誌「ハーモニー」No.85、1993年7月10日発行。
  • 『今こそ語り継ぎたい名曲46 「3つの宗教的合唱曲」』- 社団法人全日本合唱連盟機関誌「ハーモニー」No.199、2022年1月10日発行。



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