森林鉄道と森林軌道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/23 01:39 UTC 版)
森林鉄道の中には、森林軌道の名称を使用しているものがある。森林軌道も森林鉄道の一種であるが、正確に言えば、森林鉄道は大きく、1級線と2級線、作業軌道に区別されており、1級線が森林鉄道、2級線が森林軌道という。作業軌道に対し、1級線と2級線を土木軌道ともいう。 森林鉄道と森林軌道、作業軌道の違いは規格の違いにより、森林軌道規格の森林鉄道路線も存在する。当初は両者の区分は曖昧であったが、1953年(昭和28年)に林野庁によって一定の規格が定められた。林野庁通達による区分は次の通りである。 1級線(森林鉄道)最小曲線半径:30m 以上 勾配限度:40‰ 軌条:10 - 22kg 道床厚み:100mm 2級線(森林軌道)最小曲線半径:10m 以上 勾配限度:50‰ 軌条:9kg 道床厚み:70mm 作業軌道仮設的に施設され簡易構造の軌道。路盤が無いものが多く、伐採の進捗により仮設される場合が多い。殆どは伐採終了後に撤去されるが、整備され、1級線、2級線になるものもある。
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