核様体の組成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/01 02:37 UTC 版)
核様体の大部分は DNA から成っており、他にRNA とタンパク質を含んでいる。真正細菌の核様体タンパク質(nucleoid proteins, nucleoid-associated proteins)は、真核細胞でみられるようなヌクレオソーム構造を作らず、代わりに DNA の屈曲や DNA 間の架橋を担う。一方、古細菌はヒストン様タンパク質を有し、ある種では~60 bp 周期のヌクレオソーム様構造が観察されている。最近の研究によれば、真正細菌と古細菌は共にコンデンシン様の複合体をもち、これらが核様体の構築に大きな役割を果たしているらしい(染色体凝縮の項参照)。
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