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林貢

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/22 14:15 UTC 版)

林貢
基本情報
国籍 日本
出身地 岡山県
生年月日 (1951-05-16) 1951年5月16日(73歳)
選手情報
所属 岡山支部
登録番号 2430
登録期 29
特徴 自在
選手実績
デビュー日 1970年
選手引退日 2011年12月30日
記念優勝   6 回
SG優勝   0 回
GI/PGI優勝   6 回
通算優勝  82 回
通算勝率  6.57
通算勝利 出走10814回 2625勝
主要獲得タイトル
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林 貢(はやし みつぐ、1951年5月16日 - )は、岡山県出身の元ボートレーサー

兄・も元ボートレーサー。

来歴

1970年春に29期生としてデビューし、2年5ヶ月で初優勝(下関)を果たすと、3年11ヶ月目にGIデビュー。8年2ヶ月目に四大特別競走を走り始め、GI優勝は地元の児島周年など6回記録。SGでも何度か優勝のチャンスはあったが、結局8回優出して準優勝3回に終わった。兄・通と共に兄弟で活躍し、一発型の兄と比べて、貢はステディな取り口で安定感があった[1]。逃げて良し、差して良し、味のあるレーサーで、兄の通がしばらくは強かったが、を悪くして、平成に入ってからは貢の方が活躍。1994年に地元開催となった第40回モーターボート記念競走では松尾泰宏・幸長以来の兄弟SG優出を果たし話題になったが、優勝は同じ地元の関忠志であった。貢は5着、通は4着に終わった。松尾兄弟が優出を果たした1973年の第19回モーターボート記念競走(下関)では、優勝が同郷の瀬戸康孝で、泰宏は4着、幸長は5着に終わった。岡山支部のペラグループ「イーグル会」では黒明良光の右腕としてグループをまとめ[2]、フライングは42年間で僅か17本という少なさであった。1996年戸田で行われた賞金王決定戦では植木通彦の2着に入るが、植木は貢と一緒に走ったことが記憶に強く残っている[2]。植木があるGIで待機行動中にボート内に入った水をスポンジで外に出していると、貢は「頑張りなさい」と声をかけた[2]。植木曰く、貢のレースぶりについて「オールラウンドプレーヤーでどのコースからも対応できる人。当時は1コース好きなレーサーや助走距離たっぷりの4カドを得意とするレーサーなど強烈な個性の選手が多かったので、林さんには特にそのようなイメージを持ちました」と振り返っている[2]2003年10月28日江戸川一般戦が最後の優勝(1号艇1コースから逃げ切り)[3]となり、2011年10月30日宮島一般戦「やまだ屋『桐葉菓』杯」が最後の優出(4号艇5コース進入で5着)[4]となった。同年12月末の福岡一般戦「歳末特選レース」で引退を決め、同30日・最終日は2回走った。7Rで4号艇4コースからまくりを打ち、最後の勝利となる通算2625勝目を挙げた[5]。最後の出走は11R舞鶴特選となり、2号艇2コース進入で結果は4着であった[6]

競走会に引退の意思を伝えた時、競走会が「それじゃあ、最後に児島を(斡旋に)入れましょうか」と言ったらしいが、貢は「そっと辞めたい」と答えた。

2012年、ボートレース殿堂マイスター入りを決めた[1]2007年には通が先に殿堂マイスター入りを決めていたため[7]、兄弟での選出となった。

獲得タイトル

脚注

  1. ^ a b 2430 林 貢 (岡山) - ボートレース大村 > ボートレース殿堂・殿堂マイスター
  2. ^ a b c d 【艇王・植木通彦 ボートレース人国記】岡山の重鎮・黒明良光氏の“ダイナミックな逃げ”も魅力! 林貢氏はどのコースからも対応
  3. ^ 2003年10月28日 江戸川11R | 艇国データバンク
  4. ^ 2011年10月30日 宮島12R | 艇国データバンク
  5. ^ 2011年12月30日 福岡7R | 艇国データバンク
  6. ^ 2011年12月30日 福岡11R | 艇国データバンク
  7. ^ 2260 林 通 (岡山) - ボートレース大村 > ボートレース殿堂・殿堂マイスター



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