松陰の和歌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 02:30 UTC 版)
辞世で松陰最後の短歌。 伝馬町牢屋敷にて。 身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留めおかまし 大和魂 同じく辞世。 討たれたる 吾れをあはれと 見ん人は 君を崇めて えびす払へよ 刑執行の前夜に読まれた歌。同じく伝馬町牢屋敷にて安政6年10月26日。 但し、「下田獄中で詠んだ歌」と記す文献もあり、また実物が萩に存在しないので、偽作もしくは後世の創作とする説もある。 かくすれば かくなるものと 知りながら 已むに已まれぬ 大和魂 家族にあてた別れの手紙の中の短歌。同じく安政6年10月20日。 親思ふ 心にまさる 親心 けふのおとずれ 何ときくらん 下田獄中の歌。 道守る 人も時には 埋もれども みちしたえねば あらわれもせめ
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