東郷温泉の発祥
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/17 07:42 UTC 版)
近代では、1868年頃(明治元年)に温泉の利用が始まり、1872年(明治5年)に龍湯島に浴槽が設けられた。地元の豪農が東郷川の河口の左岸(旧・引地村)の湖畔に源泉を開発し、「養生館」という別荘を建て、村民に開放したが、1884年(明治17年)に養生館は旅館業を営むようになった。明治末期には、山陰本線の開通と松崎駅の開業によって、年間1万人の客を集めるようになり、「東郷温泉」として定着した。養生館には昭和初期に志賀直哉が訪れ、短編『鳥取』に養生館が登場する。養生館は現在も温泉旅館として営業している。
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