西宮名塩ニュータウンとは? わかりやすく解説

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西宮名塩ニュータウン

(東山台_(西宮市) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/14 12:30 UTC 版)

西宮名塩ニュータウン
所在地 兵庫県西宮市
範囲地域 東山台、国見台、名塩新町
開発規模 約243ha[1]
整備主体 都市再生機構
事業手法 名塩新住宅市街地開発事業
計画人口 約12,000人[2]
現在の人口 6,599人
(2017年10月1日現在)
現在の世帯数 2327世帯
(2017年10月1日現在)
最寄駅 JR西宮名塩駅
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西宮名塩ニュータウン(にしのみやなじおニュータウン)は、兵庫県西宮市名塩地区にある住宅・都市整備公団が開発した住宅地である。愛称は「創造の丘ナシオン[1]1991年(平成3年)に「街開き」が行われた。

概要

斜行エレベーター

西宮名塩駅から続く高低差60mの斜行エレベーター(開設当時、日本一長く速いとされた)が特徴の南斜面中心の住宅地。建築家遠藤剛生が都市計画に参画[3]し、多くの集合住宅や共同施設、斜行エレベーターなどの設計を手がけた。1994年(平成6年)、建設省都市景観100選で大賞に選ばれた[1]。2011年には都市住宅学会賞業績賞(社団法人都市住宅学会設立20周年記念表彰)を受賞している[3]

斜面地における集合住宅の計画面積約243ヘクタール。当初計画人口約12,000人。

名塩中心部の東に位置する東山台地は、1965年(昭和40年)頃までは10軒足らずの集落と棚田が続く美しい里山であり、ニュータウンは棚田の形状を活かした、南斜面中心の階段状として建設された[2]

駅から比較的近い東山台地区は街開き当初から開発が進み、多くの集合住宅と戸建てが立ち並んでいる。一方その北側の国見台地区は開発計画が進まず、住宅があるのは2014年頃から入居が開始された4丁目のみであり、6丁目には企業や自動車販売店などがわずかにあるのみで、その他は大規模太陽光発電所(メガソーラー)が地区の多くを占めている。

駅周辺の名塩新町地区にも集合住宅がある。

交通

JR福知山線西宮名塩駅が最寄り駅。 西宮名塩駅からは阪急バス宝塚方面、有馬方面へ運行しており、名塩近郊の住宅地への交通の中心となっている。 宝塚、三田両方面への幹線道路として国道176号があり、現在4車線化・バイパス建設(名塩道路)の事業中である。

学校

東山台中学校の計画があったが、今ではその予定地が宅地化されている。

商業施設

公園

塩瀬中央公園

塩瀬中央公園(しおせちゅうおうこうえん)は、東山台5丁目に存在する公園。約22万平方メートル。園内には塩瀬体育館、テニスコート、円形広場、多目的グラウンドなどもある。

その他の公園

  • 東山台北公園
  • 東山台東公園
  • 東山台西公園
  • 東山台南公園・ガゼボ広場
  • ナシオン広場:46mの高低差を生かした階段と広場で構成
  • 創造の森:地区中央東側、東山近辺の原生林

その他施設

芸術

  • 池田満寿夫のモニュメント「ナシオンの天馬」「ラ・メール」「静と動」:斜行エレベーター下部ステーション
  • リエラ・イ・アラゴ(Josep María Riera i Aragó)のオブジェ「アピオ名塩」:ナシオン広場「遊ぶ」広場内
  • ナシオンテラス:塩瀬中央公園内のモニュメント

周辺施設など

脚注

  1. ^ a b c 名塩ニュータウン”. 西宮市 (2020年12月28日). 2025年2月24日閲覧。
  2. ^ a b 【名塩】国鉄(JR)西宮名塩駅 開業(昭和61年11月1日)”. 西宮市 (2022年1月25日). 2025年2月24日閲覧。
  3. ^ a b 2011都市住宅学会賞・業績賞”. 公益社団法人都市住宅学会. 2025年2月24日閲覧。

関連項目




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