西宮女児連れ去り傷害事件とは? わかりやすく解説

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西宮女児連れ去り傷害事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/05 09:12 UTC 版)

西宮女児連れ去り傷害事件(にしのみやじょじつれさりしょうがいじけん)は、2006年9月5日兵庫県西宮市で発生した誘拐傷害事件である。

目次

事件の発生

9月5日15時20分(JST)ごろ、阪神電鉄西宮駅北側の広場で遊んでいた女児(当時2歳)が誘拐され、当時24歳の看護師に連れ回された。16時35分ごろ、市内の和上公園のベンチで頭に重傷を負っている状態で発見された[1]

事件まで

逮捕された看護師に似た女が6月26日に1歳の男児を、7月30日に3歳の女児を、いずれも「迷子」として百貨店2階の警備員に届けていた。男児のケースでは、親が警備員に迷子の届けを出した7分後に、女が「迷子です」と届けた。7月30日の事件は、数十分にわたって女児を連れ歩く女の姿が防犯カメラに映っていた。事件の当日、容疑者は百貨店内の衣装直し店を訪問。百貨店側は伝票から氏名と住所を確認しており、これが事件で容疑者特定につながった。

なお、兵庫県警捜査一課と西宮警察署は、被疑者が関与を否定していることと、物的証拠が得られないことから、傷害容疑での立件は断念した[2]

被疑者の経歴

両親とも教師の家庭の一人娘として生まれ、幼いころより両親に甘やかされた。

小学生時代の成績は、比較的良かったものの、中学校に入ってからは急激に成績が低下。高校受験時は、公立校進学をあきらめ、この地域で公立校の滑り止めとして使われる私立の柳学園高等学校に入学する。高校卒業後は淡路島を離れ、呉大学の看護学部に入学。大学卒業後、兵庫県立の助産師学校に入学。修了後に兵庫県立西宮病院で看護師兼助産師となった。

裕福な家庭で育ち、ほとんど苦労を経験していないため看護師としての仕事は非常にストレスのたまるものであった。このため、1年も経過しない2006年3月にはうつ病のため休職する。6月には、阪神西宮駅周辺の商業施設でたびたび子供を連れ回し、不審者として把握されるようになる。

また、この時期に大阪や神戸の百貨店で万引きを繰り返すなどした。8月に復職するものの、以後も遅刻や欠勤は多かった。

脚注

  1. ^ 西宮の女児連れ去りで24歳看護師の女逮捕
  2. ^ 西宮女児誘拐 県警、傷害容疑の立件断念

関連項目





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