朴順梨
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 07:20 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動朴 順梨(パク・スニ、1973年 - )は、日本のノンフィクション作家、編集者。早稲田大学卒。在日韓国人三世として生まれたが後に帰化[1]。情報誌などの編集、執筆に携わっている。
活動
2010年代より日本国内で起きている嫌韓問題に関する執筆を行っている。在日特権を許さない市民の会などといった団体が、在日特権の1つとして主張している「優先的に生活保護が受けられる」。これに対し、「デマ」「生活保護受給者の大半は日本国籍者」と反論し批判している。また、行動する保守団体が実施しているデモ活動に対し、殺人教唆とも取れる言葉が記載されたプラカードを掲げていることに恐怖を感じたと述べ、カウンター活動やデモ活動の行われた近隣の商店主らなどを対象とした勉強会を行う在日3世などの活動をレポートした[1]。
反韓デモ参加者の「韓国人や在日が嫌いなのではなく、反日が嫌い」という言葉に対し、「『反日』憎悪」と表現。「日本は日本人だけのもの。文句があるなら出て行け」という様子などに対し、疑問を感じているという。そういった人が、「どこにでもいるかもしれない」恐怖を味わっている、などと記述した[2]。
脚注
- ^ a b WEBRONZA - WEBマガジン - 朝日新聞社(Astand)2013年7月17日コリアンタウンで起きていること、憎悪は暴力に変わった - 、2014年12月18日閲覧。
- ^ 朝日出版社2014年3月21日「日常に潜む嫌韓」の怖さ 元・在日三世ライター語る
著作
- 安田浩一と共著『韓国のホンネ』 ISBN 978-4812494059
- 『離島の本屋 22の島で「本屋」の灯りをともす人たち』 ISBN 978-4907239039
- 北原みのりと共著『奥さまは愛国』ISBN 978-4309246499
- 宇野常寛、萱野稔人、小林よしのり、與那覇潤と共著『ナショナリズムの現在―〈ネトウヨ〉化する日本と東アジアの未来』
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