朱允炆(建文帝)の臣下
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「鄭和下西洋」の記事における「朱允炆(建文帝)の臣下」の解説
方孝孺(演:銭学格) 建文帝の信頼厚い腹心の大臣。儒学者として名高い。翰林院学士。朱允炆(建文帝)の即位後、国政に参与。斉泰と同様に削藩政策を唱えるが、あくまで慎重論者で、燕王・朱棣への弾圧には消極的だった。靖難の変の直前、人質として南京に軟禁されていた朱棣の息子の朱高熾・朱高煦兄弟を解放し、北平の地に送り返したが、それが結果として燕王・朱棣の挙兵を後押しすることになってしまった。靖難の役で燕王軍が南京に攻め入り、建文帝が失踪すると、隠棲。その後まもなく永楽帝に才覚を買われ、朝廷に復帰するよう求められたが、断固として拒否し、むしろ永楽帝に対して激しく反発。その結果永楽帝の逆鱗に触れて、処刑され、誅族の憂き目に遭った。 斉泰(演:張玉善) 建文帝の信頼厚い腹心の大臣。兵部尚書。建文帝に対して激しく削藩政策を唱え、燕王・朱棣を危険視。靖難の役で燕王軍が南京に攻め入ると、奸臣として捕らえられた。最後は建文帝を哀悼する朱棣や大臣らの前に引っ立てられ、朱棣を激しく罵倒し、妄言を吐き尽くしたが、最後は鄭和によって殺された。
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