本沢調整池(城山湖)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/11 17:53 UTC 版)
ダム湖は神奈川県企業庁が運営する揚水発電所(城山発電所)の上池として利用されている。正式名称は本沢調整池(ほんざわちょうせいち)であるが、通称が城山湖(しろやまこ)であるため、下池の城山ダムのダム湖(津久井湖)としばしば混同される。城山発電所は電力需要の少ない夜間に、各発電所で発生する余剰発電分の電力を使用して下池の津久井湖より約170m高い城山湖へ水をくみ上げておき、電力を必要とする時間帯に東京電力の要請により津久井湖に放流して発電している。そのため昼夜の水位変動が激しい。 以前は、7月から8月の電力需要期に7日間程度の稼働が見られていたが、2018年は猛暑のため23日間の稼働を記録した。稼働する時間帯は、太陽光発電量の増加に伴い日中から夕方に移行しつつある。 堤頂部分を含め湖の周囲は遊歩道になっているが、設けられた柵によって湖岸への立ち入りは制限されている。また、生活排水流入による水質汚濁が問題となっている津久井湖の水がくみ上げられているとあって城山湖もまた汚染が著しい。
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