木村石(Kimuraite)
通常光
紫外線照射
佐賀県東松浦郡肥前町瓜ヶ坂
CaY2(CO3)4.6H2O 画像の幅約2.5cm
東京大学名誉教授の木村健二郎博士にちなんで命名された鉱物です。
薄い紅色が美しい鉱物で、短波紫外線で明るい赤色に蛍光します。
木村石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/18 04:17 UTC 版)
木村石(きむらせき、 Kimuraite-(Y))は、1986年に発表された日本産新鉱物で、筑波大学の地球化学者、長島弘三などにより、佐賀県唐津市肥前町に露出する玄武岩の空隙から発見された[1]。化学組成はCaY2(CO3)4・6H2O。斜方晶系。 東京大学の木村健二郎の無機化学分析、特に希土類元素分析における業績をたたえて命名されたもの。なお、学名のKimuraite-(Y) のYは、イットリウムのことであるが、新しく別の希土類元素を主成分とする種が発見されるまでは、和名表記は「木村石」で良く、「イットリウム木村石」とする必要はないとされる。
- ^ Nagashima, K., et al. (1986): Kimuraite, CaY2(CO3)4・6H2O, a new mineral from fissures in an alkali olivine basalt from Saga Prefecture, Japan, and new data on lokkaite. Amer. Mineral., 71, 1028-1033.
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- 2 木村石の概要
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