朝鮮牛とは? わかりやすく解説

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ちょうせん‐うし〔テウセン‐〕【朝鮮牛】

読み方:ちょうせんうし

家畜の牛の一品種。朝鮮半島在来種役牛としてすぐれ、毛色赤褐色


朝鮮牛

読み方:チョウセンウシ(chousen’ushi)

哺乳類


韓牛

(朝鮮牛 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/02 00:04 UTC 版)

韓牛
韓牛
各種表記
ハングル 한우
漢字 韓牛
発音 ハヌ
日本語読み: かんぎゅう
RR式 Hanu
MR式 Hanu
英語表記: Hanwoo
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韓牛ハヌ、ハンギュウ、: 한우: Hanwoo)は、韓国原産の品種

従来、欧州系(Bos primigenius)とインド系肩峰牛Bos indicus)の混合種が朝鮮半島に定着、純血繁殖されたものと考えられてきたが、2005年に大韓民国農村振興庁が行った調査によって、欧州やインドの種から分かれたものではなく、モンゴル、中央アジアなどで家畜化されていた牛が源流との説が提起された[1]

種類

色によって次の三種類に分けることができる。

  • 黄牛
  • 褐牛 ― 褐色地色に黒い縞模様がある。童謡「染み子牛」の題材。黄牛や黒牛に比べて数が少ない。
  • 黒牛
耕作している韓牛。韓牛は過去に農作業に利用された。
江原特別自治道横城郡の牧場で飼育されている韓牛。

日本統治時代の朝鮮では、赤毛の朝鮮牛が多く[2][3]、黒毛および簾毛は比較的少なかったとされ[2]、「赤褐土壌なるこの国に生息している為に、自然淘汰の理法上、保護色として地方土色になった」という説が存在した[3]

日本の会津地方では第二次世界大戦後の昭和期まで韓牛とみられる赤毛の牛を「朝鮮べこ」と呼び荷役に使っていたという[4]

脚注

  1. ^ 한우, 뿌리부터 외산 소와 다르다,《인터넷 농업경제신문(農業経済新聞)》, 2005.10.14.
  2. ^ a b 満蒙牛日本輸出に関する調査 P.280 野中時雄 1930年
  3. ^ a b 満鮮趣味の旅 P.17 遅塚麗水 1930年
  4. ^ 石田明夫「平穏な1年 赤べこに願う◇震災復興・病魔払いの伝承、会津を研究半世紀」日本経済新聞』朝刊2021年1月1日(文化面)2021年1月5日閲覧

関連項目

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