朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議常任委員会における名誉副委員長
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朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)では最高人民会議常任委員会から一線を退いた高級幹部を処遇する地位として名誉副委員長の職が定められており、就任者の中には要職経験者が多い事もさることながら、主席金日成とともに北朝鮮の建国に関わった「革命第一世代」の功労者に多く見られる。 在職した人物の中で代表的なのは金日成主席の実弟・金英柱であり、甥の金正日と熾烈な後継争いをしたことでも知られるが、結果的に権力こそ失うも、失脚後も政界を生き延びた。1993年に国家副主席、同職廃止後の1998年から最高人民会議常任委員会名誉副委員長となり、2003年、2009年、2014年にも再任している。他にも党中央委員会軍事委員や人民武力省次官、最高人民会議代議員を歴任した全文燮、1976年に政務院総理(首相)、77年から84年まで国家副主席を歴任した朴成哲、77年に政務院総理、84年に国家副主席となった李鐘玉、2010年から内閣総理(首相)を務め、2013年に退任した崔永林が同職に就任している。
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