最終間氷期以後の海面上昇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 19:31 UTC 版)
「海面上昇」の記事における「最終間氷期以後の海面上昇」の解説
BC13万年ごろから最終間氷期が始まり、BC12.5万年頃に海面最大上昇期を迎える。現在の海面より5mから10m高く、日本では下末吉海進と呼ばれている。 BC7万年ごろからBC16000年頃まで最終氷期となり、海面は低下した。その頃は現在よりも海面は100メートル前後低かった。 BC12000年頃から海面の急激な上昇が始まり、8000年をかけてBC4000年頃までに100メートル上昇し海面が現在に近いレベルになった。 BC9200年頃からBC8000年頃にかけて1200年ほど比較的海面レベルが安定した時期があり、これは現在より45メートル低かった。 BC6000年頃には、現在よりも30メートル程度低かった。 BC4000年頃が海面の高さがピークに達し、この時には現在よりも数メートル海面は高かった。これはBC2500年頃まで続いた。日本では縄文時代の頃で現在より4メートル高かったという調査がある。 平野部では場所によっては100kmも海岸線が現在の内陸部にあった。これを現在からみると、海面が上昇していたように見え、海が陸に向かって進んでいたので、日本では縄文海進と呼ばれている。 その後、海面は数メートルの範囲で3回上下を繰り返している(日本では平安海進が知られている)。 現在は比較的高いレベルにある。
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